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蔟での1日

蔟にやってくるゲストさんは何をしているのか。

地域の方は結構気になるみたいです。

ここはなんにもない、田舎町。

聞こえてくるのはカエルの声。

たまに通る車の音。おばあちゃんたちの話声。

トラクターの音。風のふく音。

ゲストさんたちは

「とってもいいところだね。」

「こんなに風が心地いいのははじめて。」

この土地の風をふんだんに浴びて、「また来ます!」と帰られていきます。

怖いくらいの無音も、人の気配がないところも、

ふと見上げた時の星空も、この土地の香りも、

ここでの暮らしのなかの、当たり前を体中に受けて、心地よさを感じてくれています。

ゲストさんにたちの言葉によって、この暮らしの中にいる自分たちが幸せだなぁと、改めて感じます。

何をするでもなく、ここの風を感じて、ここの音を聞いて、ここの香りをかいで、ここでの暮らしを楽しんでいただけたらなぁ。

蔟から見える大朝日だけの雪もゆっくりと、じんわりと溶けてきています。